Coffee Beans / コーヒー豆
ケニア・メルー郡のケニア山の麓で、化学農薬・化学肥料を使わずに栽培されたコーヒー豆を生産者(Deman Coffee Estate)から直接輸入しています。
Deman Coffee Estate
キニュア氏は、祖父が経営していたコーヒー農園を引き継いだ、熱心で積極的な若手生産者です。一度は荒れてしまったコーヒー農園(Deman Coffee Estate)を徐々に復興させながら、コーヒーの品質を向上させ、持続可能な農業の新しい技術や加工方法を学んでいます。JICAのプロジェクトを通し、バイオ炭(バイオマスから作った炭)が栄養分と水分を保持し、気候変動への耐性を高めることを学んだ後、2018年にバイオ炭を農園に全面的に施用したパイオニアでもあります。
コーヒー農園はケニア山の麓、約1,700mの高地にあります。ほぼ赤道直下のため、日中の日差しは強くて気温は高くなり、朝夕は涼しいというアラビカ種のコーヒーにとって最適な環境です。
Deman Coffee Estateでは、2023年に初めてアナエロビックファーメンテーション(嫌気発酵)を始めました。密閉容器で:60~72時間嫌気発酵した後、コーヒーチェリー付きで天日乾燥(ナチュラル)させた後、脱穀によって生豆を取り出します。ナチュラルプロセスは、果肉の香りや甘みが生豆に移行しますので、フルーツのような甘酸っぱさと香りが特徴ですが、嫌気発酵により味に深みが出ます。
キニュア氏
Deman Coffee Estateでは、完熟したコーヒー豆だけを手摘みし、丁寧に選別してから加工しています。嫌気発酵処理が終わったコーヒー豆はアフリカンベッドと呼ばれる金網付きの棚に広げて天日乾燥します。地上から一定の距離を開け、風通しをよくすることでムラなく乾燥ができます。
地元の女性が中心に農園の業務に従事しています。コーヒーの栽培・加工事業が地元に雇用を生んでいます。加工されたコーヒー豆は手選別した後、選別装置を通してサイズ別に分けて出荷します。
Deman Coffee Estateのコーヒーは主に欧州に輸出されており、日本に輸入しているのは藤野良品店だけです。
◆コーヒー農園の概要
農園名:Deman Coffee Estate
地域:ケニア・メルー郡(ケニア山の東側の麓)
標高:約1,700メートル
品種:Ruiru 11、Batian(どちらもアラビカ)
栽培方法:化学農薬や化学肥料を使わない有機栽培(認証なし)
プロセス:アナエロビック(嫌気発酵:60~72時間)・ナチュラル
【コーヒー豆のご購入方法】
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