藤野良品店がカカオ豆を輸入しているタンザニアのKokoa Kamili(ココアカミリ)で、カカオ豆の選別作業に使う「ふるい」を導入しました。
カカオ豆の品質を支える「選別」
カカオ豆からチョコレートを作るBean to Bar(ビーントゥーバー)の現場では、焙煎前のカカオ豆の選別は大切な工程のひとつです。
選別の基準はチョコレートメーカーさんによってそれぞれだと思いますが、藤野良品店では、割れた豆、皮が大きく破けた豆、薄い豆、小さすぎる豆、2~3個がくっついた豆などを取り除いています。
ココアカミリでも、発酵・乾燥を終えたカカオ豆を出荷する前に、一粒ずつ人の手で選別しています。
「ざる」から「ふるい」へ
これまでは主に「ざる」を使って作業をしてきました。ざるの場合、割れた豆や小さな豆なども含め、取り除くものを基本的に目で見つけて手で拾うか、風を使って飛ばす必要があります。
一方、ふるいであれば、カカオ豆を入れてゆすることで、砕けた豆や小さすぎる豆などを網目から下に落とすことができます。そのため、目視だけに頼るよりも効率よく選別することができます。
藤野良品店では以前から、日本からふるいを持ち込んでココアカミリの皆さんに試してもらうなど、現地と相談しながら選別方法の改善を進めてきました。実際に使ってもらったところ、ざるよりも作業がしやすいとの評価もあり、今回あらためて選別作業で活用してもらうことになりました。
産地での改善を、日本での作業効率向上にも
もちろん、産地で袋詰めしてから日本のチョコレートメーカーさんに届くまでには長い輸送があります。輸送中の衝撃などによって豆が割れたり、皮が破れたりすることを完全になくすことはできません。そのため、日本に到着してからの選別作業そのものをゼロにすることは難しいと思います。
それでも、産地の段階で小さな豆や砕けた豆などをより効率よく取り除くことができれば、カカオ豆の歩留まりの向上だけでなく、日本でカカオ豆を使ってくださるチョコレートメーカーさんの選別作業の負担軽減にもつながります。
小さな改善の積み重ねを
ココアカミリは年間数百トンクラスのカカオ豆を生産しています。一粒ずつ見れば小さな改善ですが、大量のカカオ豆を継続的に扱う現場では、こうした作業効率の改善が積み重なることで、大きな違いにつながります。
これからもココアカミリの皆さんと相談しながら、カカオ豆の品質向上と、産地・日本双方の作業効率の改善に取り組んでいきたいと思います。
